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眠りの浅さを治療することは可能か

眠りが浅く熟睡できない状態というのは体の睡眠とも言われるレム睡眠が続いていて、深い眠りであるノンレム睡眠に移行しないことが原因となっていて、寝ているにもかかわらず脳は活発に働いてしまっている状態です。睡眠のメカニズムは健康な人の場合は、一晩の中でレム睡眠とノンレム睡眠を90分周期で繰り返していますが、体内時計のリズムが崩れてしまっていると深いノンレム睡眠が足りなくなり、睡眠時間は十分にとっていても脳の休息が不十分になることで、眠気を感じる状態が続いてしまったり、疲労感が残ったりします。熟睡できないことで深い眠りのノンレム睡眠の間に盛んに分泌される成長ホルモンが不足してしまって、体の組織が修復されなくなり、肌荒れを起こしてしまったり、抜け毛などを引き起こしてしまいます。睡眠の目的は脳と体の疲れをとることなので、深い眠りを取れない場合には本来の目的が達成されていないので、医療機関を受診して薬によって治療する方法や、体内時計が狂ってしまう原因を見つけ出して生活習慣を改善する方法などによって、睡眠をしっかりととれる状態に戻していきます。熟睡できない状態が続いていると生活習慣病などの合併症を引き起こす可能性が高まるので、早めに治療を始めて眠りの浅い状態を改善する必要があります。熟睡できないことで食欲を調節する役割をもつホルモンの分泌がうまくいかずに肥満になってしまったり、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまって、血圧の調節などができなくなり高血圧を悪化させることもあります。この他にも熟睡できないことで、血糖値を下げる働きをするホルモンのインスリンに反応する力が弱まってしまい、血糖値が上昇をしたまま下がらなくなることで糖尿病になってしまったり、悪化させることもあります。体の生体リズムを調整して体内時計を正しくすることによって、眠りが浅いという状態を治療することができて、血圧やホルモンの乱れなどを改善することが可能になります。

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